「空気を読む」を中国語一言で言うと?

​「空気を読むのは日本人だけ?」いいえ、そんなことはありませんよ。

どの国や文化でも人間同士の付き合いの中で相手の考えや雰囲気を察したりすることはあります。その時に使う言葉の表現方法は多少異なるかもしれませんね。

と言うことで今日は「空気を読む」中国語をご紹介しましょう。

■「空気を読む」ことを学んで欲しい時

nǐ yào xué huì chá yán guān sè  

你要学会察言观色

あなたは空気を読んだほうがいい、もうちょっと空気を読んで

学+会(xué +huì)で学んで身につけると言う意味。我学会中文了!(wǒ xué huì zhōng wén le:中国語が身についた)と言うふうに使います。一方で察言观色(chá yán guān sè)は読んで字のごとく、相手の言動から気持ちを察し、顔色を観察すると言う意味になります。

■「あの人は空気が読めないな」と愚痴をこぼす時

nà ge rén yǒu diǎn bù dǒng shì 

那个人有点不懂事

あの人は振る舞いがちょっと非常識だ,空気が読めない

懂事(dǒng shì)は物事の道理をわきまえていると言う時によく使われます。子供が大人の言うことをよく理解して良い子に振る舞ったりするときに「这个孩子真懂事!(zhè ge hái zǐ zhēn dǒng shì)ものがわかるいい子供ね!」と褒められることがあります。一方でその逆の「不懂事(bù dǒng shì)」は世間の道理がわからず、身勝手な振る舞いをしたときにコソコソ後ろで言われてしまうような言葉です。

■「私空気読めてませんね、すみません!」と言う時

āi ya ,wǒ zěn me zhè me mù ne   

哎呀,我怎么这么木呢

ああ!全然気づきませんでした。空気読めていませんでした。

木(mù)は確かに木材の意味もありますが、形容詞として使った時は木訥(mù nè)やうどの大木のイメージでぼーっとした印象を表す言葉。「私なんで気づかなかったんでしょう」と言う反語表現で言い表すのが中国語らしいかなと思います。

さて、色んな表現が出てきましたが、この辺りは最初自分で使えなくとも中国人同士の会話をじっくり聞いていると出てくることがありますよ。ではまた次回!