春の主婦クラス~「中国野菜と仲良くなろう!」~開催!

4月17日、24日の2週にわたって、早文舎中山公園校にて主婦クラス「中国野菜と仲良くなろう!」を開催いたしました。

 

今回のクラスはClumbia Clinic百诺门诊部の管理栄養士、平本英愛先生をお迎えし、一週目は中国野菜についての基本的な知識とそれに関わる中国語を座学でお勉強し、二週目は中国野菜を使ったレシピを平本先生に教えていただき、ミニ料理教室を開催いたしました。

 

 料理教室で作ったレシピは、マコモ(茭白:jiāo bái)をつかった酸辣湯(酸辣汤:suān là tāng)、カイラン(芥兰:jiè lán)の山椒ポン酢和え、白キクラゲと蓮の実のスイーツ(银耳莲子羹:yín ěr lián zǐ gēng)の三品でした。

 

まず、平本先生から今回使った野菜や中華調味料の説明を受けました。野菜の選び方や処理の仕方、先生が選んだ調味料などのお話に皆様真剣に耳を傾けられていました。この時期旬のマコモはなるべく小さいものを選んだほうが良いそうですよ。小さいほうが美味しいんだそうです。また、カイランは今回大きいものを使用したので茎の部分をピーラーできれいに剥いたほうが良いなど、初めての野菜をどのように処理したらよいのかを丁寧にご説明いただきました。

 

 先生の説明を一通り受けたあとは実際に野菜市場を見学してきました。実際に野菜を買われた生徒さんもいらっしゃいましたよ。今回使用した大きいカイランは、この時期旬で人気があるため、毎回手に入るかわからないと先生もおっしゃっていました。マコモも小さくて良いものは朝早く行かないと大きいのしか残っていないそうです。やはり中国の方も良いものを選ぶ目を持っているようですね。

市場見学のあとは、いよいよ実際に料理を作っていきます。マコモと戻したきくらげを細切りにする酸辣湯チーム、カイランの茎をピーラーで剥き、短冊に切るカイランチームに分かれて下準備をし、実際にキッチンで先生と一緒に作り方を学びました。
 
 
さすがは主婦の皆様、手際よく準備を終え、キッチンで仕上げの作業を行いました。今回、酸辣湯に素麺を入れてボリュームのある一品に仕上げましたよ。スイーツは時間がかかるのであらかじめ先生が準備をしてくださいました。
 
最後はお待ちかねの試食の時間です。マコモ酸辣湯にいれたマコモは筍のような食感もあり、日本人の口にも合う優しい味わいで、酸辣湯と素麺との相性もバッチリでした。カイランの山椒ポン酢和えは、カイランの苦味が全くなく、山椒オイルがピリッときいてさっぱり味わえました。夏はポン酢でさっぱりと、冬の時期はめんつゆを使っても美味しく出来るそうですよ。白キクラゲと蓮の実のスイーツはお砂糖を使っていないのに、乾燥ナツメの甘味で優しい甘さに仕上がっていました。普通は氷砂糖を入れて甘くするそうです。
 

試食タイムも先生にいろいろな質問が飛び交い、楽しい時間を過ごすことができました。初めて見る野菜に不安もあったと思いますが、いずれのレシピも簡単で、しかも美味しかったので、実際に作ってみようと思われた生徒さんも多いと思います。

 

 実際に中国の野菜市場に足を運んだり、見慣れない中国野菜を使うことで少しでも中国野菜に親近感を持っていただきたいという、平本先生のお言葉がとても印象的なレッスンとなりました。